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Event
ART
TEDxRikkyoU 6th Event
2022年12月10日(土)
open 13:00
main event 14:00〜18:00
reception 18:00〜19:00
@立教大学池袋キャンパス 9号館大教室

Theme
現代を生きる私たちは、
「こうあるべきだ」とさまざまな社会規範を押し付けられる一方で、
ふとした瞬間に自分らしくあることを求められたりする。
自分らしさが何かわからず、息苦しさを感じることがある。
「自分らしさ」ってなんだろう。
私たちは、人生のなかでさまざまな選択を行う。さまざまな出来事に出会う。
その一つひとつを繋ぎ合わせてみると、そこに描き出されるのはあなただけの軌跡。
でもそれは、必ずしも一本の線で結べるほど単純ではない。
あなたの人生そのものが、あなただけの芸術になる。
TEDxRikkyou2022“ART”は、スピーカー、運営メンバー、
そしてあなたの、ありのままの、その人だけのARTが集うイベントです。
このイベントで、ちょっと立ち止まって人生を振り返り、いまのあなたのARTを観てみませんか?
持ち物は、あなただけのARTです。
We live in a modern world where we are forced to conform to a variety of social norms.
At the same time, we are sometimes asked to be "ourselves"
and sometimes feel suffocated because we do not know what "ourselves" are.
What is "being yourself"?
We make various choices and encounter many events in our lives.
When we connect each of these events together,
what is drawn there is the trajectory of your unique life.
However, it is not always as simple as a single line. Your life itself becomes your own ART.
TEDxRikkyoU2022 "ART"
is an event where the speakers, the organizers, and you come together and create your own ART.
Why don't we stop for a moment, reflect on your life, and see your ART?
All you need to bring is your own ART.
TEDxRikkyoU 代表
社会学部 現代文化学科 石川琴葉
SPEAKERS

奥山 はるな 様 OKUYAMA HARUNA
立教大学社会学部卒
毎日新聞くらし医療部記者
「日本語教育から拓ける子どもの世界」
異国の地で、自分一人だけ言葉がわからないまま、学校に通い、授業を受ける。皆さんは、そんな経験をしたことがありますか。黒板の字を見つめても読めないし、先生や同級生に声をかけられても、何を言われたかわかりません。今、日本の小中学校には、こうした状況の中で頑張っている子どもがいます。親に連れられ、外国からきた子どもたちです。 私が外国人の子の教育に関心を持ったのは、立教大学の1年生の時、たまたま受けた授業がきっかけです。外国人の子は義務教育の対象外とされていること、労働者として働く親たちが日本の産業を支えてきたことも学びました。毎日新聞に入社後、記者として取材の機会を得て「にほんでいきる」という企画を手がけ、2020年度の新聞協会賞を受賞しました。今回のトークでは、取材で出会った子のケースから、日本語教育をきっかけに子どもの世界が大きく拓かれる可能性を伝えたいです。

ぜうん 様 SO JEEUN
立教大学経営学部
"What makes me special."
Hello, my name is Jane! My Korean name is 蘇在恩, So Jeeun which means "May there always be grace".
I am an ordinary college sophomore and also a 320,000 Youtuber sharing my life as a student in Japan.
I study international business at Rikkyo University with wonderful friends there! I was born and raised in Japan in a Korean family and have mastered Korean, Japanese, and English while enrolling in Japanese public schools for 12 years. As I got older, I wanted a freer and more diverse environment, so I went to Arizona, USA to study abroad in high school. Through my experience in the U.S., I was exposed to the vastness of the world and its diverse values and simultaneously began to think deeply about "who I really am”. I was also able to find my past self, who had been living with feeling inferior and self-hatred then.
Our lives are filled with various choices and events, and when we connect them together, we create our own ART. My ART is still a work in progress, but I would like to share with you my past and the various TIPs I have gained from them:)

百瀬 皐平 様 MOMOSE KOHEI
立教大学法学部
「何者でもないけど、特別な僕たちについて」
運動、歌、絵……どれも上手くできないのが僕のコンプレックス。反面、僕の周りには特別な人がたくさんいた。テレビやSNSでは、分かりやすく特別な人ばかりが目立つ。なんの才能も実績もない僕は、何でも良いから分かりやすい肩書きを欲した。誇れる何かがただ欲しかった。そこで、学歴という肩書きを得るために一年間必死に勉強した。その結果、「立教生」という欲しかった肩書きが手に入ったが、意外にもその肩書きが僕を支えることはなかった。僕を力強く支えたのは「一年間必死に勉強することができた。」という、僕にしか評価できない事実だった。ここには大きな気づきがあった。他人が評価できる分かりやすい肩書きを持っている人を特別な人で、それがない自分を特別ではない人と認識していたが、それは間違いだったらしい。僕たちはみんな特別で、その根拠を人に示す必要なんてなかったのだ。この気づきをもとに「特別」ということについて、僕が考えていることを話そうと思う。

齊藤 探花 様 SAITO TAKA
立教大学大学院文学研究科
「古典文学の窓から見えた人との向き合いかた」
立教大学の文学部に入学した時。わたしは、近代文学を勉強したいと思っていました。けれど、たまたま古典文学研究の授業を受けることになりました。仕方なく調べを進めて、よくわからないまま発表して、レポートに取り掛かりました。
しかし、レポートの中盤にさしかかった時、電撃が走ったような感覚がありました。作品の結びの一文が、実はとても作り込まれているものだと気づいたのです。そこには、書かれていないその先の物語まで想像させる豊かさが秘められていました。わたしの目には、その一文がきらきらして見えました。
この出会いを経て、わたしは今も古典文学を研究しています。そして、古典文学を読むことを通して、対話のありかたを学んでいると気づきました。対話は、皆さんにとっても大切だと思います。わたしだけの学びにしておくには惜しいと思い、今回は古典文学を読むなかで気づいた対話のありかたについてお話しようと思っています。

川崎 祐一郎 様 KAWASAKI YUICHIRO
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科
「辛いこと日記を残そう」
「辛いこと日記」について、皆さんにお話ししようと思う。
後から振り返って誇りに思うことがある。それは結果そのものよりも、「勇気を持って挑戦したという事実」である。その認知が新しい一歩を踏み出す勇気となり、内面で渦巻く葛藤の連続が点群を描き、点と点を繋ぐのだと。
2019年3月、私は自分の気持ちと正直に対峙し、15年弱続けた仕事を辞めて郷里から東京へ拠点を移した。
月日は過ぎて様々な点が繋がった結果、今はご縁があったITベンチャー企業で、経営意思決定に関わる全てのことを担っている。
私は仕事に没頭する中で、ベンチャー企業の資金ショート回避について追究したくなった。世間では「こういうものだよね」とされていても、自分にとっては素通りできない問題だった。そして、本学研究科の門戸を叩いたのだ。
この場所に来る度に、視野は広がり・深くなり、見つめる景色の色彩は変わっていく。今日という日が私とオーディエンスの皆さんそれぞれが、この世でただ一つの「ART」として、この場所で創出されると信じている。
