Interview
今年度協賛していただいている株式会社イノベスト様にインタビューに行ってきました!
今回は、光栄なことに、株式会社イノベストの廣岡様にお話を伺うことができました。
インタビュアーはパートナーチームの石川と冨安です。
ぜひご覧ください!
株式会社イノベスト様について
TEDxRikkyoU:まず、御社について教えてください。
廣岡さん:会社は創業13期目、2011年に弊社代表の松岡を含む立教大学経営学部出身の2名を中心に
「学校のもったいないをなくす」を掲げ、大学を中心とした教学・運営・社会連携等の支援を行っています。
具体的な事業について
TEDxRikkyoU:具体的な事業について教えてください。
廣岡さん:具体的な事業は、「もったいないをなくすために」というミッションで、大学を中心に、高校や
中学校へのリーダーシップ教育導入支援や、新たな学部学科の新設、学生寮の教育プログラム設計、
アントレプレナーシップ教育の支援など広く教学・運営・社会連携のご支援を行っています。
わたし自身も世の中にもっと主体性のある人が増えてほしいと思っている部分があり、そこが会社の
ミッションと合致していて、とても納得がいっており、大変共感して日々の活動ができています。
TEDxRikkyoU:学生の主体性を伸ばすために、実際に学校に出向かれることもなさっているのでしょうか。
廣岡さん:もちろん行きます。わたし自身、グローバル教育センター開講のGLP を受講していた経験が、
今の仕事をする上でも良い経験になっています。実際の仕事では、教材設計のご支援や学生アシスタントの
育成、そうした制度の支援など幅広く役割を担っています。
(GLP とは・・・立教大学独自のリーダーシップ開発プログラム。全学部生が履修できる全学共通科目のプ ログラムで、様々な学部の学生が参加できる。グローバル・リーダーシップ・プログラム | 立教大学 (rikkyo.ac.jp)より)
現在のリーダーシップ教育に至るまで
TEDxRikkyoU:大学 4 年生の春に学生団体を立ち上げたきっかけなどがありましたら教えてください。
廣岡さん:2020年の4月1日、当時の安倍首相が全国の学校を休校にするという宣言を出したというニュースをきっかけに、先生や保護者が子どもたちの教育機会がなくなってしまうと嘆いているのを聞き、自分の中で色々と思う部分がありました。
わたしは学校が休校になるということは、一日をフルに使える分、たくさん勉強できるのではないかと思いました。普段から自主的に勉強するという姿勢がみんなに身に付いていれば、休校になったからといって教育の機会がなくなるという問題になることもなかったのではないかと思いまして。
さらに、当時は立教大学も数か月間休校になり、塾講師のアルバイトも一旦休みになっている状況でした。
そのようなタイミングの重なりと、熱中していた塾講師のアルバイト経験を活かして、宣言が発表されて
すぐ、「一緒に教育団体を作らない?」と友人に電話をかけて、7人のメンバーで活動を始めました。
このような行動が、今のリーダーシップ教育の活動にも繋がっています。
TEDxRikkyoU2020 登壇者として感じたこと
TEDxRikkyoU:2020年度にスピーカーとしても TEDxRikkyoU に関わってくださいましたが、
当時登壇者としてこのイベントで感じたことや得たものがあれば教えてください。
廣岡さん:当時運営していた教育団体の活動を言語化するきっかけになったと思っています。
大学四年生の春に教育団体を立ち上げてから、無我夢中というか手当たり次第、色々なアクションを起こしていて、それこそTEDxRikkyoU の理念である"Connecting the Dots"のように、後から振り返ったときに、
さまざまな行動が実は一貫していたと後から気づくような言語化がなされるきっかけになったと思います。
パートナーになってくださった理由
TEDxRikkyoU: 今回パートナーになってくださった理由を教えてください。
廣岡さん:わたし自身も登壇した経験があり、とても身近に感じていました。また、弊社創業メンバーを
はじめ、立教大学出身者も多く在籍するため、会社として立教生の活動を応援したいという想いがあります。
株式会社イノベスト様の理念と
TEDxRikkyoU2023 のイベントテーマについて
TEDxRikkyoU:御社の大事にされていると伺ったリーダーシップ行動最小 3 行動
「目標設定と共有、率先垂範、相互支援」のうちの「相互支援」と、今年度の TEDxRikkyoU2023 のテーマである「相互理解」に近しいものを感じてるんですけれどもどうお考えでしょうか。
廣岡さん:理解なのか、支援なのかというところが異なりますが、「相互」という部分が全く同じですね。
リーダーシップ教育の中では、阿吽の呼吸に期待したり、言わなくても分かろうとするスタイルになったり
すると、リーダーシップ行動を発揮しづらくなってしまいます。
相互理解が前提にあって、リーダーシップ行動を起こす時に「相互支援」が生まれてくると思います。
端的に言うと、「相互理解」と「相互支援」の違いというのは、リーダーシップの前提なのか発揮方法なのかというところなのではないかと思います。
どちらも、タイミングこそ違えど、リーダーシップ行動には欠かせないものだと思います。
メッセージ
TEDxRikkyoU:オーディエンスへメッセージをお願いします。
廣岡さん:今のわたしたちの日常生活は本当に興味のあるものにばかりに目がいく構造だと思います。
例えば、インスタグラムのおすすめの投稿が表示される画面は、多分わたしの画面と皆さんのでは全然違うと思います。本当に、好みによってどのようなコンテンツが表示されるかが全く異なります。
YouTubeも見たいものだけ見るし、見たものからさらに関連する動画がおすすめに表示されていく仕組みに
なっていて、偏っています。
その一方で、TEDは、あまり興味や関心がなかったものにも触れることができて、自分の行動について考え
直せたり、何かに気付くきっかけになったりするのかなと思います。
さらに TEDxRikkyoUがいいなと思うのは、様々な分野のトークがある中で、スピーカーが立教生など
立教大学をコアにしているところだと思っています。
そのため、自分が一緒に授業を受けている人がこんな素敵なことを話しているのかと刺激したり、
あの教授がこのようなテーマでも話されているのかと普段と異なる印象を得られるという視点でもトークを
楽しめます。普段とはちょっと違う視点を獲得しながら、コアな部分があるところが、とても魅力的なのではないかと思っています。
また、ただ漫然とトークを聞くだけではなく、自分の普段の行動や理想みたいなところと繋げながら聞くと、さらに学びがあるのではないかと思っています。
その他にも、イノベスト様は、対面での教育活動だけでなく、オンラインで全国のリーダーシップを学ぶ
大学生が参加する「リーダーシップ・キャラバン」というイベントも年に一度、開催しているそうです。
異なるバックグラウンドを持つ大学生が集まるイベントは、ここでしか得られない気づきのある、
イノベスト様の特徴的な事業の一つであるとも語ってくださいました。
株式会社イノベスト公式ホームページはこちら
2020年度にスピーカーとしてもTEDxRikkyoUに
関わってくださった廣岡さん。
今年度は、パートナー企業として、TEDxRikkyoU2023を
支援してくださいました。
立教大学の学生として得た学びを活かして活躍されている
貴重なお話は、後輩としても大変勉強になりまし た!
お忙しい中ありがとうございました!